僕の甘甘な想い〜ベッドの上でキミを抱きしめたかった

桜の木の下で……

数分後、目的地に着くと、たくさんの人で賑わっていた。酔っ払いやらが、うじゃうじゃ居る。



花より団子と言う人が、たくさん居るんだろう。



「真奈ちゃん、僕からはなれないで」



冬磨くんは、私を酔っ払いから、守りながらお兄ちゃんの知り合いが居るところまで、私をエスコートしてくれる。



「ありがとうね?」



「真奈ちゃんの為なら、苦じゃない」



そう言って、人込みで、帽子が取れそうになったのか帽子を被り直した。



ネックレスが、太陽の光で、キラリと光る。



クロスのネックレス前もしてたな。



「そのネックレスって」



「秘密だ。でも、大切だとは言っておく」



大切なんだ。



首筋に鎖のクロスのネックレスの跡が、うっすら残るのが見える。



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