ドラム女の過去~不良のあいつ~
★進展



教室に入ると
玲が飛びついてきた。

「どうしたの?!」

「あーっ、寝坊だよ」

秋は苦笑いで言う。

丁度休み時間だったらしい。

「なんだ~!心配したぢゃん!」

玲は秋の背中をバーンと叩く。



すると
教室の奥から陸也が歩いてきた。

ー・・・あっ・・・・

「よ!なんや、寝坊??」

陸也は右手を上げる。

「そうそう!なんで分かったの??」

「なんとなく!深川が寝坊ってめずらしいな」

ニコっと笑う陸也。

「そ、そうかな?」

その笑顔につい赤くなる秋。

玲はその様子をニヤニヤしながら
見つけていた。


< 45 / 163 >

この作品をシェア

pagetop