生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


 俺は、音を立てないようにミドリさんの隣に行く。

 ミドリさんは、千紗と雄太郎の様子を見て、爆笑しているじゃないか。

 これは、うるさいに入らないのかよ、おい。

「ミドリさん、ミドリさん」

「なあに?タツキさん」

「何で、こんなに言い合ってるんだ?」

「あー…。見てれば分かるよんっ!」

 ………見てれば分かるのか?

 ただ、言い合ってる様にしか見えないんだけど。

「笠井、準備室から紙袋持ってこい」

「はぁーい」

 ピョンっと、机から飛び降り素早く準備室に入っていくミドリさん。

 A4の画用紙より、一回り大きい紙袋を持って現れたミドリさんは、雄太郎の肩を叩く。

「ハヤシっちぃー。ぬ・い・で?」


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