生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜
少し肩が震えている辺り、泣いてるのかな?
「……俺守って言ったのに」
「違うわ。私が守ってくれるって言った雄太郎から離れたの」
「これから、行くんでしょ?」
「………ええ。家まで送ってもらえる?」
「当たり前だよ、千紗」
少し目を赤くした雄太郎は、優しく微笑んだ。
啓輔にお礼を言った私達四人は、マンションをあとにした。
泣きじゃくった余韻が残るふらふらしたミドリが転ばないように支えるタクは慣れた感じ。
そんな二人と別れた私と雄太郎は、タツキが待つマンションへと向かう。
「ねぇ、千紗……。たっちゃんに勝手に話してごめんね」
「……何か言ってた?」
「少し驚いてたみたいだけど、すぐ生徒会室を飛び出して、千紗を探しにいったよ」
「そう……。雄太郎は、どう思う?タツキは、私を受け入れてくれるかしら」
「一応、俺の兄ちゃんだし。信じるよ、俺は」
「私も信じたい。……けど、不安の方が勝ってる」
暗い道をとぼとぼ歩く。