時には、こんな始まり方も
彼女
「なんか、怒ってる?」


恐る恐る尋ねてみた。


「いや。」

そう言って、マサ君はクスッと笑った。

「怒ってないけど、でも結構ショックかな?俺の話全然覚えてないんでしょ?」


「ご、ごめんなさい!!」


ヤバイ!!

そう思った私は必死で謝った。
それこそ、テーブルにおでこをぶつけそうな位、何度も何度も頭を下げて。


「ぷっ!」


え?

今マサ君ふきだした?


顔をあげてみると、マサ君がお腹を抱えてゲラゲラ笑っていた。


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