ハンデ



海斗は片手に持っていたアミを
器用に構え、ゆっくり静かに
アゲハ蝶の上へと移動させる。




調度いい角度にアミがきた
ところで、バサッ。と勢いよく
アゲハ蝶にアミをかぶせた。



海斗「よっしゃぁ―!宏、見てんこれ!捕まえたぞ!」




海斗は嬉しそうに満面の笑みで後ろを振り返る。


が、そこには宏の姿は見当たらない。



海斗「ぁれ?‥宏‥?」



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