俺様の奴隷
『…名前は…?』


『ヒッ…ク…み…ゆ』


みゆ…
みゆ…みゆ

何度呼んでも呼び足りない


俺はいつから
コイツに惹かれていったんやろか


『…みゆ…』



『好きなんやも…ん…ヒック…』


小さい子みたいに
俺の腕の中で泣きじゃくる
みゆ


『…もう泣くな…
いろいろ悪かったな…』


頭を撫でてやった。


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