オバサンだって恋したい!!

何処までも俺様早瀬係長

「おい俺の質問に答えろ!」



「そっちの心配なら、ご心配なく早瀬係長。どうせ私はオバサンだし、女と思ってないんでしょ。
だから夜遅く二人切りになっても、大丈夫だと思いますよ。」


「まるで人事だな。」と笑う。



「あ、早瀬係長田宮自動車に着きました。」



早く仕事モードに戻さないといけない。



田宮自動車に納品された、窓枠のゴムを細かくチェックする。



この大量の窓枠。



どれくらいかかるんだろう。



「おい何考えてる。このままだと明日になるぞ。」



分かってますよ。そんな事。



いつもの事だから覚悟出来てます。



私は床に置かれた大量の窓枠を検品する為に、スカートのまま床に座った。



いつもならパンツなのに、今日はお得意先に出掛ける予定でスカートをはいたままだった。



「おいパンツ見えるぞ!」


え、嘘!



「バカか、オバサンのパンツ見せるなって事だ!」



うるさいわ!



「いいからこれ足に掛けろ。」



早瀬係長は背広の上着を脱いで私に投げた。









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