オバサンだって恋したい!!
「これでおしまいだな。」


不良品を全て送り返して貰う事にした。



丁寧にお詫びをした。



田村の社長が、「小川さんがいつも頑張ってるの分かってるから、このまま取り引きは続けさせてもらうよ。」



ありがとうございますと何度も頭を下げた。



田村の社長は早瀬係長をチラッと見て、「新入社員さんか?君小川さんについていれば間違いなく、いい仕事出来るから、この人こんな美人さんなのに、男みたいな性格でね。
うちの社員をどれだけ惑わしたかことか。」



アハハと豪快に笑う社長。


私が何か言おうとすると早瀬係長は、「そうですか?俺も小川さんに色々教わり、一人前の社員になります。今日は本当に申し訳ありませんでした。
今後ともこれに懲りずに、わが社の製品をよろしくお願いします。」



私も早瀬係長と一緒に頭を下げた。



もうすでに22時を回っていた。



二人で車に乗り込む。










< 15 / 151 >

この作品をシェア

pagetop