オバサンだって恋したい!!
LESSON 3

拓也の気持ち

今一番会いたくない早瀬が目の前にいる。



おまけに美園に俺の事話してるし、早瀬うざい早く消えろ。


早瀬おまえに美園はやらない。



おまえがなんと言おうと、美園を渡さない。



「こいつの言う事など気にする事はない。こいつは俺たちが仲の良い親子だから、焼きもちを妬いてるんだよ。」




俺は美園を早瀬から引き離した。



だが早瀬は美園の腕を離そうとしない。



俺は力の限りその腕を払い落とす。



早瀬が腕を離した隙に、美園を抱えるようにして走った。



暫く走り続けると、息が上がる美園。



「拓也もう無理走れない。」


「ごめん美園。」



俺は早瀬が怖かった。



俺の気持ちを知る早瀬が怖い。



「あいつだけには、嫌誰にも美園をとられたくない。誰にも渡さない。」



「拓也顔が怖いよ。」



美園の声で我に返る。









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