オバサンだって恋したい!!
「美咲さんの気持ちは嬉しいけど、考えさせてほしい。」



はっきり断るのも失礼だと思った。



でもはっきり断るべきだった。



「今父呼んだから、顔だけでも見てってね。」



え、困るよ。



拓也の怖い顔。



「美園帰るぞ!」拓也が私の腕を掴むと同時に、美咲さんのお父さんが現れた。


「遅くなってすみませんね。やっぱり美咲が言っていた通りの綺麗な人で、なんだか感激ですよ。まぁ、座って下さい。ゆっくり話をしましょう。」




「あなたと話す事は何もありませんから。美園帰るぞ。」




片腕は拓也に、もう片方の腕を賢吾さんに掴まれ、身動き取れない状態の私に、更に追い討ちをかける。



「小川やっと見つけたよ。」



何でここで早瀬係長が登場?








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