極上な恋をセンパイと。

それからあたしと入れ替わるようにセンパイがシャワーを浴びて出てきた。



「まだ起きてたのか?」

「……はい」



寝れるわけないでしょ……。
って心の中でセンパイに悪態をつきながら、あたしはベッドに腰を落とした。

センパイは濡れた髪をタオルで無造作に乾かしながらスマホを見ながら、ソファにドカッと座った。


……なんでそこに……。


センパイが座ったその位置は、ちょうどあたしと向き合った場所で。
必然的に、センパイと目が合った。

なぜかじっと見つめられて、思わずゴクッと生唾を飲み込んだ。



「……へえ、変わんないな」

「え? なにがですか?」



いきなり言われて首を傾げた。


「すっぴん」

「…………」


片眉をクイッと持ち上げて、目を細めたセンパイ。


「そう言う事、思っても言わないでください」

「なんで? 別にいいだろ、激変してるより」

「そう言う問題じゃないですよ! 女の子はそれを言って欲しくないんです」

「ふぅん?」


自分から言っておいて、さして興味なさそうにペットボトルを傾けた。
そんなセンパイの姿を横目で盗み見ながら、あたしはオズオズとベッドにもぐりこむ。

ラフなTシャツ姿のセンパイに、なぜか心臓の音がいつもよりドキドキいってる。



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