運命 桜散る頃に
予感
「あ……雪…」


寒いと思いながら窓を開けると、ひらひらと、花びらのように雪が舞っていた


綺麗……


雪は、冬の桜


満咲はそう思いながら微笑んだ


「ごほっごほっ」


満咲は名残惜しそうに窓を閉めた


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