運命 桜散る頃に

散り行く桜

「本当に大丈夫か?」


「大丈夫だって じゃあまたね」


満咲は内心焦りながら、怜斗の「送っていく」という誘いを断った


「満咲っ」


怜斗から逃げるように満咲は走った


もう少し…と自分に言い聞かせながら


満咲の体は限界だった


一歩歩く度に、体中が悲鳴をあげる
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