ヘタレサンタがやってきた!
・・・・・?何なんだ?
そんな思いも束の間、陸は私の右手を両手で覆い被さるように握った。
なっ、何?!
驚いて陸の顔を見ると、陸は真剣な目でもふざけている目でもなく、キラキラした瞳で私を見ていた。
それよりも驚いたのは、その握っている手の細さ。
それには・・・・・・女である私にも顔負けだった。
私は半分引き半分羨ましく、陸をひきつった笑顔で見た。
「・・・お前、
俺の仕事の手伝いをしてくれないか?」
・・・・・・・・。
「・・・・は?」
仕事ってまさか・・・。