俺が欝?
第五章 ヒーリング体験その1
「近くでヒーリング体験ができるみたいだよ」 とある日奥さんがネットサーフィンをしながら話しかけてきた。

ヒーリング??なんじゃそりゃ??

聞いたことも見たことも食べたこともなかったので完全に「?」でした。

「この前行った霊能者の弟子が近くでやっていて、今ならキャンペーン中みたいだよー行ってみる?」

なんだまた宗教チックなやつか。まあ試しに行ってみるかと思い。

「予約してみたら?」

数分後あっさりと。
「予約取れたよー」

二、三週間していよいよ予約の日に。

高級住宅が並ぶ町のちょっと外れの真新しいお洒落なマンションに車を停め、マンションのインターフォンを。

「予約したウツトライですがー」

「どうぞー」 とソフトな男性の声が。

前に霊能者のところに行った時は、スペシウム光線が出ているような目を持ったいかついオッサンだったけど、今回はどうかなぁ?と不安を少し抱きつつも、部屋のインターフォンを押した。

ドアが開いて、ビックリ!!

細身でにこやかでソフトな男性が。

へーこんな弱そうな雰囲気の男性に凄い力があるのかなぁ・・? と思いつつも部屋に入った。

「お茶でも飲んで、リラックスしていてくださいね。」
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