俺が欝?
第八章 その後
会社は病欠込みで延べで約半年休んだ。

霊能者、ヒーリングなどの様々な経験を経て、最後のカウンセリングが特にハマった気がする。

欝であることを受け止めることができるようになったし、薬には頼るのではなく、うまく利用するという考え方もできるようになった。

会社に復帰した今もまわりの好奇の視線が少し気になるし、腫れ物に触るよう態度気にならないわけではないけど、それも時間が解決してくれるだろうと思えるほど、バランスを取れるようになった。

無神経な上司の態度も、相手に期待しすぎる自分が悪いと消化できるようになったし。

ただ日によって体調に波があるのは事実。良いときはいいが、悪いときも会社を休むほどではない感じ。

まだ戦っている最中だけど、欝病になって強く感じたことは、頑張り過ぎない程度に頑張ることが重要であること、つまり自分の状況を冷静に見て、バランスを取りながら頑張ることが大切だということ。

がむしゃらに頑張ることも一つの才能だけど、心身共にそして環境的に限界がある。もちろん外的な環境その他も含めて。
常に剛速球ばかりでは、狙われやすいし、年齢的にも球速はいずれは落ちてくるということ。
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