身代わり姫
「それで、グラディス王女はどうなったんですか?」


レオノーラはパメラに尋ね、パメラは黙って首を横に振りました。


「そこがよく分からないんだよ。使いの者はグラディス王女はご無事ではありますが、呪いをかけられました、とそれだけしか言わなくてね」


まあ、帰ってくれば分かるさ、とパメラは話を終えました。


「悪魔の呪いかあ。嫌な感じだな」


リュイが大きな溜め息をつきました。




レオノーラは戻ってきている途中だろう王女の事を思い、胸を押さえました。




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