身代わり姫
王子の影から姿を現した黒い羽の悪魔は、ぼんやりとした王子の肩に乗って気味悪く笑いました。
衛兵や町民たちから悲鳴が上がります。
『久しぶりだな、魔術使い。
また呪いをかけられたいのかい? この王子はね、私の力が欲しくて私を受け入れたのさ。
お前がとやかく口出しする問題じゃないんだ、引っ込んでな』
「ふん。オレはその王子がどうなろうと興味はないけどな。
でも、ビーワ国民の一人としては、悪魔に操られた王位継承者なんて欲しくないんでね」
悪魔とリュアネスが睨み合いました。
レオノーラはその様子を、混乱しながらもじっと見つめていました。
リュイは、呪いをかけられてカエルになっていたの?
王子は悪魔に取りつかれていて、王子がリュイを呪った?
「リュイからは人間の匂いがしたものね。まさか呪いをかけられていたなんて思わなかったけど……」
「魔術師みたいだけど、人間が悪魔に勝てるの? 悪魔の力は恐ろしいのに……」
妖精たちが言いました。
リュアネスと悪魔は距離を保っていますが、その間の空気はぴんと張り詰めています。
いつ、その緊張した空気が破られるのか分かりません。
レオノーラは、気がつけば両手を胸元で組んで、祈るようにしていました。
リュイ……。
衛兵や町民たちから悲鳴が上がります。
『久しぶりだな、魔術使い。
また呪いをかけられたいのかい? この王子はね、私の力が欲しくて私を受け入れたのさ。
お前がとやかく口出しする問題じゃないんだ、引っ込んでな』
「ふん。オレはその王子がどうなろうと興味はないけどな。
でも、ビーワ国民の一人としては、悪魔に操られた王位継承者なんて欲しくないんでね」
悪魔とリュアネスが睨み合いました。
レオノーラはその様子を、混乱しながらもじっと見つめていました。
リュイは、呪いをかけられてカエルになっていたの?
王子は悪魔に取りつかれていて、王子がリュイを呪った?
「リュイからは人間の匂いがしたものね。まさか呪いをかけられていたなんて思わなかったけど……」
「魔術師みたいだけど、人間が悪魔に勝てるの? 悪魔の力は恐ろしいのに……」
妖精たちが言いました。
リュアネスと悪魔は距離を保っていますが、その間の空気はぴんと張り詰めています。
いつ、その緊張した空気が破られるのか分かりません。
レオノーラは、気がつけば両手を胸元で組んで、祈るようにしていました。
リュイ……。