★エスコイ★

「で、何よ。」


あたしは少し怒った
口調で聞いた。


「目…。」


「え??」

目って何?!

あたしは秋くんの方を
見た。


だけど目が合った瞬間
すぐ目をそらしてしまう



あたしの心臓が
うるさい。


「目、何でそらすの?」


「…」


秋くんが昨日あんなこと
言うからに決まってる
じゃん…


「俺、朝からずっとお前にそらされまくってんだけど。」


なんか反射的に…


「……昨日の事、気にしなくていいから。」


「え??」


「じゃあ。」


そう言って秋くんは
行ってしまった。










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