★エスコイ★


「来るの遅い…ばか。」


「な…ばかは秋くんだしっ!」


宮坂はそう言って
怒った。


だけど
目は合わせなくて……


何で??


あぁもうダメだ。

「目…」


「え??」


目が合った。
けどやっぱりすぐに
目をそらされる。


「何でそらすの?」


「……」


宮坂は黙りこんで
しまった。


俺は腹立たしいような
悲しいようなよく
分からない気持ちになって……




「昨日の事気にしないでいいから。」



それだけ行って
俺は教室を出た。



はぁー…
俺何やってんだろ…


せっかくアイツに
気持ち伝えられたのに…


自分であんなこと
言ったのに後悔してるとか……



宮坂は今…

何考えてんだろ…




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