短編:冬のある日に・・・

出会い

「あれ?こんな所に猫が捨てられてる。」

えっ?今誰かの声が聞こえた?私が顔を上げるとそこには一人の男の人が立っていた。

「可哀想に・・・こんなに寒い中どうしたんだい?おいで?」

そう言うとその男の人は私に手を出してきた。

来ないで!あなたもどうせいつかは私を捨てるんでしょう?

「フーッ!!」

私はその男の人を何度も何度も威嚇した。

男の人はあきらめて帰っていった。
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