やきもち王子
「し、秀!!
熱あるじゃん!!保健室行かなきゃ!!」
わたしが秀の手をひこうとすると秀は
かすかに首を振ってダメ……と小さな声で言った。
めちゃくちゃ弱ってるじゃん!!;
「秀、駄目じゃなくて保健室行こう?
劇のことなら誰かに代役頼むから…ね?」
できるだけ優しく言ったつもりだったん
だけど秀はわたしの言葉に勢いよく首を
振った。
あまりの勢いのよさにわたしと美和は
びくっとなってしまった…。
「それは駄目……!
はるとダンス踊るのは俺!
はるの手をとるのも俺!
はると結婚すんのも俺!!」
秀は熱でヘロヘロのくせに力強く言った。
後ろで美和がどんだけやきもち焼きなの
って言ったのが聞こえた。
確かに……っていうか劇くらいで;;