やきもち王子


「し、秀!!
熱あるじゃん!!保健室行かなきゃ!!」


わたしが秀の手をひこうとすると秀は
かすかに首を振ってダメ……と小さな声で言った。


めちゃくちゃ弱ってるじゃん!!;


「秀、駄目じゃなくて保健室行こう?
劇のことなら誰かに代役頼むから…ね?」


できるだけ優しく言ったつもりだったん
だけど秀はわたしの言葉に勢いよく首を
振った。

あまりの勢いのよさにわたしと美和は
びくっとなってしまった…。


「それは駄目……!


はるとダンス踊るのは俺!

はるの手をとるのも俺!

はると結婚すんのも俺!!」


秀は熱でヘロヘロのくせに力強く言った。
後ろで美和がどんだけやきもち焼きなの
って言ったのが聞こえた。

確かに……っていうか劇くらいで;;




< 78 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop