振り向け ~強引なkiss~
「望のバカ!
バカバカバカバカあ!
私、ちっちゃい頃からずっと望のこと好きだったんだからね……っ!」
「うっせー!」
俺は抱き締める腕に力を入れて、美保の顔を胸にうずめた。
「……俺の方がずっとずっと好きだった」
それを聞いた美保は、ますます泣きじゃくる。
「……本当は、ね……謙ちゃんに処女奪われたなんて嘘なのッ……。
ついでに言うと、昨日、望としたのがファーストキスだったの……!
泣いちゃったのは……嫌だったからじゃなくて……嬉しかったから……なの!」
俺は美保の頭を優しく撫でながら、目の奥に熱くこみ上げるものを感じていた。