60億人の自分

13人目

「山登りをする最中の並行世界の自分」より

ガシャ、ガシャ、足音は、空から来るのであろうビュービューに掻き消されています。

標高は今どれくらいなんだろう。

水分補給をしたいな。したいな。

「あれ?」

目の前にペットボトルが。
ありがとう、並行世界の自分。
後で旗立てた時の手紙を送ります。

遠く近くの並行世界の自分と、ペットボトルをくれた自分へ
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