執事と羊
「少し染みるかもしれませんが.....」
そう言って消毒液を
傷に付け、コットンを傷に押しあてた。
「っ....!」
消毒液は傷に染みる。
宝井さんはできるだけ優しく
手当てしてくれてるんだと思うけど
痛い......
自分で付けた傷なのに.......
「美優お嬢様、大丈夫ですか?」
「うん...もう平気。
ありがとう.....」
傷は大丈夫だけど
心が痛いよ。
チクチクと心臓を突くように
鋭い痛みがくる。
「羊様に.....付けられたのですか?」