執事と羊
「朝からずっと上の空。
何か悩んでることあるんだろ?」
やっぱりバレちゃうのね?
龍夜には隠し事は無理みたい
「うん.....
あのね、あたし達婚約するじゃない?」
「ああ…」
「で…そしたら、どっちかの会社......
無くなっちゃうのかなって思って......」
自分のお父さんの会社。
愛する人の会社。
どっちも大事だから
優柔不断のあたしには到底どっちかを
とるって出来ないの。
「それで悩んでたの?」
「まぁ.......」
「その心配はいらないと思うけど」
「なんで?」
龍夜は何か知ってるの?
「だって、オーランドコーポレーションと
相原財閥が一緒に手を組むことになった
って...聞いてなかった?」