執事と羊



「一緒に飲んでくれませんか?
見られていると......
落ち着かないわ?」


ここは主の特権を使うしかない。
こうでもしないと一緒に飲んでくれなさそう...



意外と頑固そうだからね。





「そんなに私と一緒にいたいのですか?」




一瞬、耳を疑った


度重なる不審点に合わせてみても、
この発言って宝井さんよね?





「宝井さん?」




「はい?なんでしょうか?」



いや、気にしないでおこう。
ここは流すべき!!......だと思う




「もう、結構よ。
明日、取りに来て下さい」




「そうですか。
では、失礼いたします。」



何事もなかったかのように
部屋から出ていった。


なんなの?あれは....宝井さんって


二重人格?




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