氷の女王に愛の手を

低く、できるだけ色っぽい声で、囁く。


チビ助の瞳から憂いは消えて、今度は困惑の色を覗かせる。


僅かなタイムラグの後、チビ助は俺を突き飛ばした。


「へ、へへへ……」


「へ?」


「変態ノッポー!」


そう叫びながら、チビ助は逃げ出した。


腐れからさらに変態へステップアップか。


「変態とはほんと心外」


だけど泣かれずに済んだから、良しとしますか。
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