兄貴の想い
前もってヒデと調べたバスに乗り、受験会場となる希望校に無事着いた。
会場には、すでにたくさんの受験生が参考書を片手にウロウロしていた。
その光景に、私はちょっと焦ってしまったんだ。
『はぁ〜』
私は深呼吸をして、「大丈夫。あれだけヒデと勉強したのだから…」と自分に言い聞かせながら席を探した。
自分の席も見つかり、落ち着いて時間を待っていた。
ポケットのヒデの御守りを確認し、「よし!」と小さく一言。
そして、やっと監督の先生が入ってきた。