CHILD
運命とか、赤い糸とか信じた事はない。
でもその時のアタシはどうかしてたのかもしんない。




アタシの車の窓を拭く彼に電話番号とアドレスを殴り書きした紙を彼に渡した。




「え?」


驚くのも無理はない。急になんなのかわかんない紙を渡されたんじゃ…




「番号とアドレスです。良かったら連絡ください」




そう言うアタシに彼は笑って





「ありがとうございます」




社交辞令的笑顔を浮かべた
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