君色 **空色**
7月に入って少し暑さが増してきた

こんなだるい日に大学に入って初めてのテストが始まる

正確にはテスト期間中のテストが始まる、であって英語と教職関係のテスト1つは終わっているのだけれど…

それはさておく事にして、何と言っても嫌なのが、1日目から4、5限目からという、なんとも中途半端な時間のテストだという事だ

2時間もかけて大学に行く私には、これは憂鬱の他何もない

しかも、テスト嫌いな私に追い討ちをかけるように、4限目は苦手な西洋史だ


いや、自分で取ったんだけどね…
でもそれは教職に必要だったからで、好きで取ってるんじゃないもん!!


そう叫んでも、今となっては後の祭りだ

憂鬱な気分で嫌々阪急電車に乗ると、見知った顔の人物と遭遇した


「おはよう…ってか、こんにちは?」


そう言いながら、私はその見知った顔である、友達のトモちゃんの隣に腰を下ろした

そうして、座って開口一番に「私西洋史のテスト無理やわ…」と私は今日のテストに対しての音を上げる

その言葉に「はぁ!?あの先生のは取れるやろ!!」と私は彼女から驚きと呆れの瞳で見られた


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