flower music
そして向日葵逹は
















ささやかなキスをした。









私達はうなずいてその場を去った。









『あの子逹なら幸せに………生きられるわ。これ以上何も知らなければ。』









『ええ。出来れば撫子や青波君も幸せにしたかったけど。』









彼らなら私達みたいに不幸な人生は送らないだろう。









私は信じていた。









向日葵が









金堂グループのご子息と









婚約者になっていた事を聞いていない時までは。
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