芸能人に恋をしたⅢ
流星さん
流星さんがあたしの、リストカットの傷口にキスをしてきた。



何で、傷に気付いたの??




「もう、こんな事しないでね??」


そう言って、流星さんはあたしの頭を撫でてくれた。



流星さんの温かさと優しさが伝わる手。



あたしは、泣いてしまった。



そんな、あたしを見て流星さんがギュッと抱き締めてくれた。



「彩菜ちゃん、好きなだけ泣いていいよ。でも、切っちゃだめだよ。」



「…はい。切りません、ごめんなさい…」



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