月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「すまない…シルフィア…。
私らの王国の繁栄を担うために、悪魔の花嫁になってくれないか…。」


私の王国は、代々娘が15才になると悪魔の花嫁とするかわりに国内の繁栄を保っていた


私のお母様は、娘を1人しか生まなかったので私が花嫁になるのは必然だった


私の名前は

キナライア・ゼノナイン・シルフィア


もうすぐ悪魔の花嫁としての門出を迎える、グナム王国の1人娘


「お父様、気に病まないで下さい。
私は大丈夫です。
…国のためなら私1人ぐらい、容易いものですから。」


私は無理に笑いを作る


本当は怖い



心から怖い







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