雨々模様




喜んでくれるかな。


何か楽しみ。


誰かとすれ違った。


・・・小西?


確かに小西だった。


いつものやる気なさそうな顔ではなく、笑顔。


しかも、きちんと決めている。


しかもきれいな女性と歩いている。


・・・彼女??


最も恐れていたことが判明した。


やはり、彼女いるのね。


あっちは傘で顔が隠れていたためか、私には気がつかなかった。


いくら想っても・・・。


やはり無意味なんだ。


雨の中そっと泣いた。



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