冬の吐息///作成中
★学校★

『麻葵、おはっ』

『愛、おはよ~』

『マフラー可愛いね、麻葵って赤似合うよねぇ』

マフラー…赤色。
赤の毛糸でお母さんがだいぶ前に編んでくれたやつ。
ホントは可愛いピンクとか付けたいけれど、せっかく編んでくれたんだからつけている。

『これお母さんが編んだんだよね』



『ほら!席につけ~』
先生が来た。

山田。
ありきたりな名前。
別にあだ名つけるほどの先生じゃないけど3年の先輩と付き合ってるらしい。
先輩は18歳で山田は30歳。
ロリコンということで『ヤマコン』と最近ウラで呼ばれてるらしい。
先輩は凄く美人で有名。
モデルみたいに足が細くてウエストも細くて顔も小さい。なぜ山田と付き合ってるのかイマイチよくわかんない、けれど世間的には山田はマシな部類にいるんじゃないかと愛は話していた。
教師だし給料はそこまで悪くないし、山田は地味に175センチ近く身長もあるみたいで165センチ以上はあるはずの先輩とはイイバランスで、調度良いのかも。


『…山沢、どした?』
『いえ、なんでもないです』
山田の顔をガン見してしまった。
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