片想い・・・君しかみえない。

勇気


なんだか
夜も眠れない・・・。

たたき起こされたら
遅刻ギリギリの時間。

慌てて駅へと向かう。

もうホームに電車が来てる。

なんとかギリギリで
最後尾の車両に乗り込んだ。

ほっと一息ついたら

大好きな大好きな

香りがした・・・。




『彼女だ!!』




そっと後ろを見たら
すぐそこに
彼女がいた!!

『なんで?なんで?
 この車両じゃないじゃん?』

ドキドキ
ドキドキしながら

そんな事考えてたら・・・。

ふつふつと
自分への怒りが
こみ上げてきた!

『何してんだ?俺!?
 バカじゃないの?
 
 さっさと

 おはようって言えよ!』

って・・・。



『おはよう!
 どうしたの?

 いつもはこの車両じゃ
 ないじゃん?』


言う言葉を
何度も何度も
頭の中で繰り返して


あとは

ちょっとの

勇気だけ!!


いや!


俺にしたら
かなりの勇気だけ!!



< 47 / 152 >

この作品をシェア

pagetop