21世紀人のカルテ
ブスッ


ナイフが肉に潜り込んでいく感触。


今でも手にしっかりと残っている。


サイコーだ。

サイコーの経験だ。


わずかな実刑で済むのなら、安いもんだ。


全ては通り魔のおかげだ。

感謝しなくては。


俺はブルーシートに囲まれて運びだされる彼に礼をした。


ありがとう。


どんな理由で人を殺そうとしたのかはわからない。


まあ、きっと、誰にも認められなかったんだろう。


でも、俺は君を認めるよ。

君はサイコーの殺され役だったよ。


さようなら。


通り魔さん。
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21世紀人のカルテ 第二話

総文字数/7,844

恋愛(その他)19ページ

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21世紀  時代は変化し、今まで考えもつかなかった犯罪や事件が横行するようになった。  考え方は多種多様に極まり、容易に理解しえないものとなった。  だが、改めて考えてみよう。  21世紀を生きる我々はいったい何者なのか。  これは21世紀人のカルテである。

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