pm13:00
「何というか……父親としてそういう存在を認めたくない気持ちが先走ってな、勢いで殴ってしまったんだ…すまなかった」
そこで。
巨体は、そのずんぐりした体を折り曲げて
俺に頭を下げてきたのだ。
更に驚いた俺は、もう本当に何も言えなくなってしまった。
あの巨体が
獣が。
高校生のガキに、頭を下げている。
まあ殴って気絶させれば当然なのかもしれないが、やはりおかしな気分だった。
そして
この素直なところが、安藤と似ていると思った。
いや、安藤がこの父親に似ているのか。