幸せの契約
見上げた犬居さんの顔は優しかった


「鈴様は一人ではごさいません。

回りを見てください。この屋敷には、あなたを信頼して傍に使えてくれる人がいるではありませかんか。」



「でも…犬居さんはいない…。」


ワガママだってわかってる
でも

どんな事をしてでも
あなたを行かせなくない


「私は…離れていても…」



「離れたら触れないよ!顔を見て笑うこともできない…。」



「鈴…様。」

どうしていいかわらないような苦しそうな顔


そんな顔をさせてるのは私

でも
もう止められない


「好き…。
犬居さんが好きです。」



一瞬大きく開いた瞳に


泣き顔の私が写っていた







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