幸せの契約
そこには見覚えのあるローテーブルがあった

中央にはローテブルを囲むようにして
真っ白のソファセット


大きな液晶テレビ


「凄い…。」

高い天井を見上げてため息が出る


「寝室とバスルームはこちらです。」


入ってきたドアとは違うドアを開けると


広い部屋にあり得ないほどの大きな真っ白のベッド…



「奥はウォークインクローゼットとバスルームとなっております。」



「はぁ…。」


私はただただ目を丸くするだけ


「では、私はホットミルクを淹れて参ります。何かあればそちらのベルを押してください。」



一礼して犬居さんが出ていった
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