幸せの契約
「田中さん?」


食堂では田中さんがおお皿を磨いていた


「お帰りなさいませ、鈴様。なにかご用でしょうか?」


田中さんが私に近づいた


「今日ね、友達がてきて、二人で買い物してきたんだ!
で、これ!」


田中さんの手に
ピンクの紙袋をのせた


「これは?」


まったく意味が分からない様子の田中さん


「んふふ…。
おみやげだよ。」


私は満面の笑みで言った


途端に慌てる田中さん


「い、いけません。
このようなお気遣いは…!」


突き返そうとする手を
私は戻した


「私はどうしても田中さんにもらって欲しいの!
お願いします!
受け取ってください。」


頭を下げる私にますます混乱する田中さん


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