【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「あの・・・、電話番号が書いてあったのでお電話したんですけど、傘を返しにいこうかと思いまして・・・」


「あっ、そうですか。それではよろしければ、今日の午後7時に駅前の喫茶店でお会いしましょうか?」


「は、はい・・・」


「それじゃあ、あとでお会いしましょう」


「はい、失礼します」



傘を返すという目的のために、あたしたちは会う約束をした。


約束の時間が刻々と近づいてくる。あたしの心臓はドキドキと脈打つ。


分かっている。


外見が似ているだけで、中身は別人。
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