【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「すぐには結論が出せることじゃない。


当のコウさんが覚えていないから、自分がヒカルだったってことを知ったとしても、実感は湧かないと思う。


でも自分のことなのに、自分の過去を知らないというのも、本人としてはどうなんだろう?


じっくり考えて、どうすべきなのか考えたらどうかな?

答えを急ぐんじゃなくて。


これから付き合っていくなかで、話せる機会もあるかもしれないし。


それに今は、二人の時間を大切にしていくほうが重要なんじゃないかな。


だってコウさんは、ヒカルだったことを覚えていなくても、今の美輝が大好きなわけだし」


「うん・・・」


あたしはうなずいた。
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