【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「あたしは・・・」


あたしは言いよどんだ。


「もしかして、太一の彼女?」


男の子はたずねた。



あたしは何も答えなかった。


本当のことを言ったら、太一に何をされるか分からない・・・。



「おれは、太一のいとこ。ヒカルっていうんだ」


男の子は名乗った。

「こっちに来たついでに、太一のところに寄ることにしたんだ。前に合鍵をもらってたし。きみは?」


「あたしは美輝・・・」


あたしも名乗った。


「上がってもいいかな?」


「うん、どうぞ・・・」



< 42 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop