【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
それにこの街では、あたしの過去を知っている人は誰もいない。


学校のいじめっ子たちに会うことも、


近所の噂好きのおばさんたちと会うことも、


あの太一に会うことももうない・・・。





あたしのアルバイトが終わり、ヒカルがホストクラブに行く前までの時間があたしたちのデートの時間だった。


あたしたちはカフェや、公園の桜の木の下に座り込んで、よくおしゃべりをしたり、ときには黙ったまま同じ時を過ごした。


売れ残ったパンを二人で分けて食べることもあった。


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