職場内恋愛
第6章

Side 奈々







「なーなちゃんっ!」


後ろから腕を掴まれた。

この声…



「どうしたの?真」


振り向くと案の定、真がいて。

いつもより笑顔が輝いて見えるのは気のせいだろうか。



「いや、一言言いに来たんだ。」

真はそう言って私の正面に回った。



「おめでとう。そして良かったね」


何を言っているのかすぐに分かった。




「ありがとう。

真も、良かったね」


そういうと真の目が見開かれた。




「なんで?!なんで奈々ちゃんが知ってんの?!」


あ、そっか。

真は知らないんだ。


昨日、真が告白されてるときに廊下にいた、ってこと。










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