職場内恋愛





「もうあと30分くらいで着くと思います。

着いたらどこか分かります。


だから…もう少し、我慢してください」


奈々は海を見つめ、そう言った。

あと30分。


それくらいなら我慢する。


俺は奈々の頭の上に手を置きクシャクシャにすると



『仕方ないな』

と、呟きニヤッと笑った。


奈々はほっとしたように微笑み車に乗り込む。



「さて、行きますか!」


なぜかはりきる奈々。

今日、全体的におかしなテンションじゃないか?


そう思いつつもシートベルトをして、出発の準備をした。


どこへ行くか、楽しみだな。









< 187 / 425 >

この作品をシェア

pagetop