失い続ける世界。

あれがら4年、世界が少しずつ終わりに近づいていることは、あなたも知っていると思います。

新聞を隅から隅まで欠かさず見ているあなたの方が、私なんかよりきっとずっと詳しいことでしょうけど。


本当は、こんな風に突然お手紙を書くこと、すごく迷っていました。


もう4年も会っていない人にこういう風に手紙を書くことは、本当に勇気がいることなんですよ?


笑ってもいい。

呆れても構いません。


だけど、最後まできっと、読んで下さい。



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